高校受験の内申点が足りない!!内申点を上げる為にするべき対策法を紹介

高校受験

高校受験の内申点計算方法を簡単分かりやすく解説!内申点が足りないと合格できないの?

高校受験には内申点が大事!ってよく聞くけれど、内申点ってよくわからないことが多いですよね。

でも、わからないからって対策を後回しにしてしまうと、後悔することになるかもしれません。

内申点については早いうちからの対策が必要です。

なぜなら、高校受験では内申点が合否の判断にとても影響があるからです。

実は我が家も子どもの高校受験では、内申点の対策が遅くなってしまって苦労しました。

ほとんどの公立高校の入試の合否は、「当日の学力テストの点数+内申点」で決まります。

内申が高い方が高校受験には有利なんです!!

 

ということで、

・内申点って何?
・どうやって計算するの?!
・内申点を上げるにはどうすればいいの?
・内申点が足りないと合格できないの?

といった内申点について、受験生やそのご家族に向けて詳しく解説していきます。

我が家も2022年に子どもの高校受験を経験しました。

受験生の母親としての経験も加えてお伝えしていきますので、どうぞ参考にしてみてくださいね。

 

高校受験での正しい内申点の計算方法

 

早速、内申点の計算方法を解説していきますね。

まず、内申点というのは9教科全ての5段階評価の通知表の数値を合わせたものになります。

つまり内申点の満点は、5点満点×9教科=45点となるんですね。

ただ、高校受験で使われる内申点の計算方法というのは都道県によって異なります。

・3年生のみの内申点を使用するところ
・1〜3年生までの内申点の合計を使用するところ
・3年生の内申点の比重を重たくするところ

など様々です。

高校受験を成功する為には、内申点の正しい計算方法を早めに知っておく必要があります。

そこでここでは、いくつかの都道県の内申点の計算方法を紹介しますね。

全て2023年度受験用の最新式のものになります!
是非、参考にしてみてくださいね。

 

東京都の内申点の計算方法

都立高校の受験では3年生の2学期の通知表の成績のみが内申点の対象となります。

 

都立高校の内申点の計算方法:
3年生の主要5教科の通知表の数値の合計と実技4教科の通知表の数値の合計を2倍にしたものを合計します。

(主要5教科合計)+(実技4教科合計×2)

例えば9教科全て通知表が5の場合

(5×5)+ (5×4×2) =65点満点

このように都立高校の一般入試では副教科の内申点がかなり重要になります。

主要5教科の勉強だけではなくて、実技教科にも一生懸命に取り組むことが大切になりますね。

 

 

神奈川県の内申点の計算方法

神奈川県の内申点は、中学2年生の学年評定の成績と3年生2学期の成績が対象となります。

 

神奈川県の内申点の計算方法:

2年生の通知表の数値の合計と3年生の通知表の数値の合計を2倍したものを合計します。

(2年生の9教科の合計)+(3年生の9教科の合計×2)

 

例えば9教科全て5の場合

中2・・・9教科の合計(9×5)=45点満点

中3・・・9教科の合計(9×5)×2=90点満点

合計135点満点

 

3年生の成績を重視しているんですね。

また、学校によっては傾斜配点と言って3教科までは科目によって2倍を限度に配点を重たくすることができる制度をとっているところもあります。

自分が受験したい高校は早めにチェックしておきましょう。

 

 

千葉県の内申点の計算方法

千葉県の内申点は中学1年生から3年生までの、それぞれの学年評定の成績が対象となります。

 

千葉県の内申点の計算方法:
中1から中3までの9教科全ての通知表の数値を合計します。

(1年生の9教科の合計)+(2年生の9教科の合計)+(3年生の9教科の合計)

 

例えば9教科全て5の場合

中1・・・9教科の合計(9×5)=45点満点

中2・・・9教科の合計(9×5)=45点満点

中3・・・9教科の合計(9×5)=45点満点

合計 135点満点

さらに、ここで求めた点数にKの数値をかけたものを、実際の合否判定で使用します。

 

K値というのは0.5 〜2の範囲で各学校で決められています。

K値を1としている高校が主流ですが、K値を0.5(67.5点満点)としているところやK値を2(270点満点)としている学校も比較的多いので、早めの確認が必要です。

高校によって内申の比重が違うんですね。

ちなみに比較的難易度が高い学校はK値は0.5(67.5点満点)としていることが多く、内申点よりも当日の学力テストを重視しているようです。

 

 

埼玉県の内申点の計算方法

埼玉県の内申点は中学1年生から3年生までの、それぞれの学年評定の成績が対象となります。

埼玉県の内申点の計算方法:

各学年の通知表の数字の合計を出して、学校ごとに決められた各学年の比率で計算します。

中1:中2:中3=1:1:2
中1:中2:中3=1:1:3
中1:中2:中3=1:2:3

学校によって比率がまちまちなんですね。

 

例えば9教科全て5で、内申の比重が1:1:2の学校の場合

中1・・・9教科の合計(9×5)=45点満点
中2・・・9教科の合計(9×5)=45点満点
中3・・・9教科の合計(9×5)×2=90点満点

合計180点満点

このように中3の内申点を重視する学校が多いのが特徴です。

 

 

大阪府の内申点の計算方法

大阪府の内申点は中学1年生から3年生までの、それぞれの学年評定の成績が対象となります。

 

大阪府の内申点の計算方法:
各学年の通知表の数値を合計を出して、下記のように中1:中2:中3=1:1:3の比率で計算します。

中1・・・9教科の合計×2=90点満点
中2・・・9教科の合計×2=90点満点
中3・・・ 9教科の合計×6=270満点合計450点満点

 

大阪府では中3の成績が最も重視されているのが特徴ですね。

 

 

愛知県の内申点の計算方法

愛知県の内申点は中学3年生の2学期の成績のみが対象となります
(※2022年度までは中3の3学期の成績が対象でしたが2023年からは2学期の成績に変更になったので注意です!!)

 

愛知県の内申点の計算方法:

中学3年9教科の通知表の数値の合計を2倍して計算します。

(3年生の9教科の合計)×2=90点満点

 

このように都道府県によって内申点の計算方法がずいぶん違うんですよね。

「まだ中1だし、高校受験は中学3年生になってから頑張ればいいよね。」
なんて油断していると後悔することになるかもしれません。

いずれにしても、高校受験では早いうちから内申点を意識しとくことが大事になってきます。

自分が受験する都道県の内申点の計算方法を早めに確認しておきましょう。

 

 

高校受験に必要な内申点を上げる為にするべき対策法

 

内申点は高校受験ではとても重要になりますが、きちんと対策をとっていれば内申点を上げる
ことは簡単です。

内申点を上げるためのやり方を知っておくことが非常に重要です。
そこで、ここでは内申点をあげるための対策を3つ紹介します!!

 

提出物の期限を守る

「提出物の期限を守る」ことは内申点を上げるための基本中の基本です。

提出の期限を守らなかった場合、内申の減点対象になってしまうからです。

提出日の期限を守らなかったために、内申点が減点されてしまうなんてもったいないですよ
ね!!

課題の提出日は科目によっても違いますので、提出期限を確実に守ために、カレンダーに書き
込んでスケジュール管理をしておくといいですよ。

 

授業態度を改める

学習への意欲を持って積極的に授業に参加することが内申点のアップにつながります。

だからと言って、毎回挙手をしなければならない。と言った難しいことではなくて先生の話をよく聞く、授業中の指示を守る。と言った基本的なことで十分です。

テストの点数はいいのに、授業中寝ていていたために内申点が低くなってしまい、受験で苦労
した。と言った残念な話もよく聞きました。

例え塾に通っていて勉強に自信があったとしても、学校の授業はバカにしてはいけません。

また、もし体育が苦手であっても「自分は運動が苦手だから・・・」と諦めてしまうのはもっ
たいないです。

授業態度を改めて、真面目に取り組む姿勢を先生に見せることで、内申点も確実にアップりま
すよ!

実際、うちの子どもは体育や美術などの副教科が苦手で、1年生の頃、諦めてしまっていたんで
すね。

そのため、1年生の副教科の内申点は酷いものでした。

でも、2年生からあまり好きではない副教科でも意欲を持って努力するように心がけたおかげ
で、内申点はすぐに上がりましたよ。

苦手であっても諦めずに一生懸命に取り組む姿勢を見せるだけで内申は上がります。

特に副教科の方は主要5教科よりも授業態度を改めることで成績は上げやすいと経験上思いま
す。

今となっては、1年生のうちからきちんと対策をとっておけばよかったです。

 

 

定期テストの点数を上げる

当然のことですが、定期テストの点数が上がれば、内申点もアップします。
学習への理解度が高まったと判断されるからです。

特に主要5教科の定期テストで高得点をとることは内申点をあげることにつながります。

定期テストの点数が上がらないと悩んでいる子もいるかもしれませんが、定期テストで高得点を取ることは難しくありません。

定期テストは範囲が少ないので、コツさえ掴めば大丈夫。

やり方をしては基本的にこの3つだけです。
・時間に余裕を持った計画をしっかり立てる
・教科書を確認しながら、ワークを一通り解く
・ワークで間違ったところを完璧に解けるようになるまで繰り返し何回も解く

とにかく教科書とワークです!!

余計な問題集や参考書は必要ありません。

定期テストで点数が取れなくて悩んでいる子でも、学校の教科書とワークを完璧にすることで定期テストで9割は取れるようになれると経験上感じています。

 

 

内申点は何年生から高校受験に影響するの?

 

内申点が高校受験の合否にとても重要であることを伝えてきましたが、何年生からの内申点が高校受験に影響するのでしょうか?

これは都道府県によって大きく異なります。

先ほどの内申点の計算方法でもお伝えしましたが、

・1年生から3年生までの成績を対象とするところ
・2年生と3年生の成績を対象とするところ
・3年生だけの成績を対象とするところ
・3年生の内申点の比重を重たくするところなど

都道府県によって本当に様々です。

1年生から3年生までの3年間の内申点が必要なところがほとんどですが、そのうち3年生の内申
点を一番重視するところも多くあります。

中学1年生の早いうちから、自分が受験する都道府県はどの学年の内申点が必要なのかを確認し
ておくことを強くお勧めします。

 

 

高校受験で内申点が足りないと不合格になるの?

 

内申点が足りないことで、高校受験で不合格になってしまうことはあるのでしょうか?

内申点が足りなくて不合格になることは十分あり得ます。

なぜならば、高校受験の合否は基本、当日の学力テスト+ 内申点の合計で決まるからです。

学力テストの点数がよかったとしても、内申点が低くて合計点数がボーダーライン に達しなか
った場合、不合格になってしまうんですよね。

ただ、内申点が足りないからと言って、諦める必要はありません。

なぜならほとんどの高校が内申点よりも学力テスト重視の比重になっているからです。

内申点が低めでも当日の学力テストの得点力で挽回ができます!

その分、学力テストで高得点を狙う必要がありますが、実際に、内申点が多少低めでも、当日の学力テストで頑張って合格した人はたくさんいましたよ!

 

 

まとめ

 

高校受験の内申点についてまとめると次のようになります。

・内申点とは9教科の通知表の数値を合わせたもの

・高校受験のための内申点の計算方法は都道県によって異なる

・自分が受験する都道府県の内申点の正しい計算方法を早めに確認すことが大事

・内申点を上げるためには次の3つを実践すればOK
 ①提出物の期限を守る
②授業態度を改める
③定期テストの点数を上げる

・高校受験では1年生から3年生までの3年間の内申点が影響することがほとんどで、特に3年
生の成績を最も重要視しているところが多い。

・内申点が低いと不合格になることもあるが、頑張り次第では学力テストで挽回できる場合も
ある。

内申点は高校受験においては非常に大切です。

でも正しい対策を実践すれば内申点を上げるのは簡単です。

もし内申点が伸び悩んでいるなら、今回紹介した方法を是非試してみてください。

受験勉強は辛くて苦しいこともたくさんありますよね。

でも高校受験という経験は自分を大きく成長させる良い機会になるはずです。

自分を信じて頑張ってください。

この記事が受験生やご家族の方の参考になればうれしいです。

 

 

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